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9月2・3日の2日間、西日本地区で初開講となる財団法人日本溶接技術センター主催の「抵抗溶接実務教育講習会」がBRTCで実施された。
自動車補修業界に特化した同講習会は、これまで神奈川県川崎市にある日本溶接技術センターのみで行なわれていたが、BRTCとの提携により今後西日本地区でも開かれることになる。そのスタートになる今回は、近畿地区を中心に11人の参加者を集めた。
初日のスケジュールは、基礎編として「溶接原理と溶接部特性」が、続く応用編では「スポット溶接性」と「ハイテン材の素材特性」、「ハイテン材におけるスポット溶接性」について、同センター特別講師である齋藤亨、高橋靖雄の両氏によって講義された。
自動車に使われている鋼材をハイテン材を中心にその種類や強度などの性質について、高度な学術的なデータと自動車における使用部位などの具体例を織り交ぜながら解説。さらに、抵抗溶接時における溶接電流、通電時間、加圧力という3要素や素材の変化で溶接結果がどのように変わるかについても講義の内容は及んだ。
そうした講義の後に行なわれた実技では、溶接機や自動車補修作業でのスポット溶接に関する注意点を説明した後、ハイテン材のサンプルを利用した溶接作業を実施。その際、わざと誤った設定で溶接を行なうことで、受講生に不完全な溶接の危険性を身をもって経験させるなどさまざまな工夫が随所に施されていた。
続く2日目には、1日目の内容を踏まえて「品質管理の意義と手法」、「補修溶接における課題と対策」をテーマとした講義からスタート。品質管理に関しては、ISO9001シリーズをベースにして、その重要性を説くと同時に補修溶接における取り組みを解説していた。その後、自動車への使用割合が年々増え続けるハイテン材を中心とした新しい素材に対する補修溶接の課題と対策といったより突っ込んだ内容も盛り込まれた。
実習においても、講義同様により実践的な内容で行なわれた。ハイテン材などにも有効であるとされているバイパス通電法の原理を解説しつつ、その自動車補修現場での応用を実演した後、実体験してもらうなど中味の濃いものであったので、受講生も満足した様子であった。
BRTCでは、今後も同講習会を定期的に開催する予定であり、日本溶接技術センターと足並みを揃え、業界における溶接技術向上をサポートしていく。 |
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